禁煙補助薬でニコチンを体に寄せ付けない

しかしながら、禁煙は簡単なことではないというのはタバコを吸う人にとっては百も承知でしょう。
これまで何度も禁煙にチャレンジしてきながらもそのたびに失敗してまたタバコを吸い始めた人はたくさんいます。

禁煙が難しい訳とは

ではなぜそんなに禁煙が難しいのかというと、それはタバコの持つ依存性のせいなのです。
タバコに含まれる成分のひとつであるニコチンには強力な依存性があります。

ニコチンは脳内にあるニコチン受容体に結合してドーパミンの放出を促しますが、それにより快感やストレス解消などを覚えることができます。

けれどもニコチンの効力は数時間で消えてしまいますから、脳はまた快感を感じたいと思い、ニコチンの摂取を要求します。
これが繰り返されることで、やがてニコチン依存症になっていくのです。

このいわゆるニコチンへの「薬物依存」と、仕事を終えた時や食事のあと、飲酒時などにタバコを吸うなどの喫煙習慣による「心理的依存」の2つが相まってタバコから離れられなくなってしまうのです。

禁煙する方法

禁煙を成功させるためには、この2つの依存症を克服しなければなりません。

禁煙を開始した際、心理的依存に関しては口寂しい、再喫煙への不安などがありますが、これらは本人の意志や周囲のサポートでカバーできるものです。

やっかいなのが、ニコチンの薬物依存のほうです。
ニコチンの依存度は麻薬に勝るとも劣らず、またその禁断症状もそれに匹敵します。

いたがって、何らかの適切な手段を取らなければタバコをやめるのは至難の業となります。
最も効果的なのが、禁煙外来で医師の診断、アドバイスのもと禁煙に取り組むことでしょう。

この方法なら、診察をはじめて4週間以上の禁煙に成功した人は受診者の約80パーセントにものぼります。
とはいえ、近くに禁煙外来を受け付ける病院がない、忙しくて病院に行く暇がないという人もいるに違いありません。
そんな場合には、禁煙補助の薬を使用することをおススメします。

禁煙補助薬の多くは、ニコチン置換療法が基本です。

つまり、禁煙で起こるニコチンへの禁断症状をタバコに代わって別のもので体内に摂り入れることで禁断症状を緩和し、徐々に摂取するニコチンの量を減らして禁煙に結びつけるというものです。

主な方法としてニコチンパッチやガムタイプが挙げられますが、これらは薬局や薬店などでも入手が可能です。

また、禁煙外来でも同じ方法を取ることも多く、確実、安全な禁煙方法であるのは間違いありません。